納豆って匂いがキツくて嫌いなんだよなぁ…
それは勿体ない!
納豆は食物界最強と呼ばれる完全食なんです!
はじめに
みなさん!納豆好きですか!!
私は納豆ご飯が大好きで毎日食べてます。
何となく家庭にあり、旅館やホテルの朝食には必ずと言ってもいいほど出てくる納豆。
日本の国民食の一つと言っても過言ではない納豆。
人によってはご飯と納豆はセットの人も多いんではないでしょうか。
(ちなみに私は毎日納豆食べてます)
そんな身近な納豆ですが、意外と納豆について知らないんではないでしょうか?
実は納豆は栄養価がものすごく高く、食物界では無類の強さを誇り、健康・美容どちらにもすごい効果があり、完全食の1つとも呼ばれています。
意外じゃないですか?
体にいいのは何となく知ってたけど、そんなすごい食べ物だとは思いもしませんでした。
今回はそんなすごい納豆の歴史から、納豆の凄さ、食べ方などについて見ていきたいと思います!
納豆って何?
まず初めに納豆とは何かについて説明していきます。
納豆は一言で言うと、煮た大豆を納豆菌で発酵させた食品です。
まぁ見たまんまですね。発行した大豆です。
そんな納豆ですが、いつ誕生したと思いますか?
納豆の誕生には諸説あるのですが、実は最も古いもので弥生時代なんです。
これかなり意外じゃないですか?弥生ですよ?
卑弥呼様が無双してたあの時代ですよ!
そんな時からあるなんて、まるで生きた化石ですね。
それはさておき、納豆の誕生には当時の住居が深く関係しているんです。
弥生時代の建築様式は、竪穴式住居。
この住居の床には稲藁が敷いてあったそうです。
実は納豆を作るのに欠かせない納豆菌は、枯草菌の一種で、空気中や枯れ草、稲ワラなど身近な所にたくさんいるとのことです。
更に納豆菌は暖かくて湿ったところを好む性質があるため、保温保湿性に優れている稲藁は納豆菌にとっての格好の住処となるのです。
当時の竪穴式住居は中に炉があって適度に暖かかったため、弥生時代の住居は納豆菌にとってスイートルームなんです。
また大豆はそのまま食べるには堅いため、当時の人たちも大豆を煮て食べていたと考えられています。
なので、もしこの煮豆を床に溢すようなことがれば、煮豆に納豆菌が付着し、竪穴式住居の適度な暖かさが発酵質のような働きをし、納豆が誕生することになります。
他にも諸説あるのですが、これが納豆の誕生秘話の一つです。
食べ物とは偶然にして出来上がるのですね。
そういえばブルーチーズなんかも偶然だった気がしますが、その話はまた今度。
そんな偶然生まれた納豆ですが、一般庶民の間で食べられるようになったのは、弥生から長い年月を経て、江戸時代だそうです。
どうやら同時期に醤油が安く手に入るようになったことが、納豆の普及に役立ったそうです。
朝納豆売りから買った納豆とご飯、そして味噌汁が江戸町人の朝食だったそうです。
今でも食べられる我々の定番メニューは、江戸時代にはもう出来上がっていたんですね。
逆に江戸時代から変わらない定番ってすごい…。それだけ馴染んでる証拠ですね。
ちなみに「納豆」という名前の由来は、諸説ありますが納所で作られる豆=納豆というのが有力だそうです。
そんな江戸時代から我々の生活を支えてきた納豆にはどんな効果があるのでしょうか?
納豆の効果
納豆の歴史を先ほどは見ていきましたが、ここでは納豆の効果を見ていきます!
最初に言います。納豆の凄さは全部書き切れません。
え?解説してくれるんじゃないん?って思うかもしれませんが、無理なんです。
納豆が優秀すぎて、キリがないからです。
なので今回は納豆にしかない、2つの栄養素について解説していきます!
納豆菌
納豆菌はその名の通り、納豆が納豆たる所以の枯草菌の一種です。
納豆菌は胃酸に強いので、生きたまま腸にたどり着くことができます。
腸にたどり着いた納豆菌は、腸内にいる善玉菌の餌となり腸内環境を整えてくれるんです。
我々のために身を捧げてくれるわけですね。
ちなみに腸内環境を整えてくれるので、便通がよくなります。
便秘の人に嬉しい作用ですね。
更に細菌やウイルスの悪い働きを抑えて免疫力を高めてくれたり、O-157やサルモネラ菌といった食中毒の代表格の強力な菌も抑制する抗菌作用も持ち合わせています。
そんな素晴らしい納豆菌ですが、善玉菌は腸内に1日程度しか定着してくれないそうです。
なので納豆を毎日適量食べることが大切なのです!
ナットウキナーゼ
ナットウキナーゼは納豆にしかない、納豆独自の酵素です。
あのネバネバしてるのがナットウキナーゼです。
納豆が嫌いな人にはネバネバが嫌な人も多くいるかも知れませんが、これが納豆を最強たらしめる成分の一つなんです。
それは「血栓を溶かす」という働きです。いまいちピンと来ない方にご説明しましょう。
血栓というのは、血管の中にできる塊で、それがあると血液の流れを妨害してしまいます。
妨害されてしまうと、そのさきに血液が送られないので、細胞が死んでしまうことになってしまうのです。
これによって引き起こる病気が、血栓症と呼ばれるものなのですが、代表的なのが脳梗塞・心筋梗塞です。
ちなみにこれらは日本人の死因第2位とのこと…。
恐ろしいですね…。誰にでも起こり得るということですもんね。
そんな血栓症の原因となる血栓を溶かしてくれるのが、ナットウキナーゼなのです。
その効果は絶大で、病院で使われているウロキナーゼという血液溶解剤は4-20分しか血液内で作用しません。
しかしナットウキナーゼは、納豆を食べてから2時間で効果を発揮しはじめ、その持続力は長い人で8-12時間もあるそうなんです!
薬よりも断っっっっ然強い効果を持ってるんです。
し・か・も血管内にできた血栓を溶かすことができる食べ物は、納豆だけ!
薬と違って副作用もなく、安く、手軽に取れて、死因第2位の原因を防げるんです!
ちなみに血液の巡りが良くなると、全身の循環が良くなるので、肌にツヤが出たり、老廃物の解毒も促進されるので、美容にも効果テキメンです!
ここまで納豆にしかない2つの成分を紹介しましたが、他にも色々納豆にはあるんです。
骨を強くするビタミンK2、抗菌作用をもつジピコリン酸、免疫機能を活性化させるリゾチーム、アンチエイジング効果のあるポリアミン、記憶力を高めるレシチン等々。
納豆の食べ方
さて、ここまでで納豆がどれだけすごいかがわかったと思います。
優秀な納豆はこのまま食べても効果絶大なのですが、実は食べる時間、方法、合わせて食べるものなど
によって、納豆をより最強にできるんです!
方法は大きく分けて4つあるので、紹介していきます。
1.納豆は夜食べるべし!
納豆はいつ食べても効果が悪くなることはないですが、食べると効果をより発揮する時間があります。
それは夜、夕食の時間です。
というのも、血栓を溶かすナットウキナーゼは、食後10-12時間後に効果を発揮するため、夜に食べることで起床後の水分が減り血液が最も滞りやすい時間に、合わせることができるのです。
またアルギニンに睡眠中の成長ホルモンの分泌を促す働きがあるので、美容効果も期待できるからです!
2.乳酸菌と合わせて食べるべし!
乳酸菌は酸への耐性が弱いため、食べても胃酸に負けることがあります。
しかし納豆菌は酸への耐性が強いため、納豆と一緒に取ることで乳酸菌を守りながら腸まで到達させることができます。
また、納豆菌と一緒に乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を取ることで、納豆菌が善玉菌を増やしてくれるんです。
お互いがお互いを助け合う、正に相乗効果ですね!
3.卵は半熟卵or黄身だけで食べるべし!
納豆とセットで卵も一緒に食べる方、いるかもしれません。
コクが出てて美味しいですよね。
でも実はここには落とし穴があるんです。
卵の卵白には「アビジン」という成分が含まれており、これが納豆に含まれている「ビオチン」というビタミンBの一種と強く結合してしまうんです。
結合してしまうと吸収されなくなってしまうため、せっかくの栄養素を吸収できなくなってしまうんです。
ただこれは卵白だけなのと、熱が加わると変化するため、納豆に卵をかけて食べたい方は、卵を半熟にするか、黄身だけで食べるのが吉です!
4.熱を加えるな!
納豆に含まれている、あの優秀なナットウキナーゼ。
実は弱点が一つだけあります。
それが、熱なんです!胃酸にも耐える強さなのですが、唯一高温には負けてしまうのです。
具体的に言うと、70℃以上の高温になると死滅してしまうのです。
なので、焼いたり煮たりするのはもってのほかです。
じゃあ納豆かけご飯はどうなの?って思うかも知れませんが、炊き立てのご飯は避けるのが吉です。
というのも、炊き立てご飯は85℃前後と言われているので、茶碗に盛って少し経ってから納豆をかけるようにしましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
身近な納豆がこんなにも栄養たっぷりだとは思いもしませんでしたね。
実は納豆にはまだ今回紹介したこと以外にも、必須アミノ酸がバランスよく含まれている「良質なタンパク質」を持っていたり、山盛りのサラダと同等の食物繊維があったりして、納豆の優秀なところを書いたら、キリがないんです!
とにかく優秀なことをわかってもらえれば幸いです(泣)
値段も安いですし、保存も冷凍できるので、無理なく生活に組み込める便利なおかずです。
是非みなさんも一緒にネバネバ健康ライフを過ごしましょう!
それでは今回はここまで!
最後に簡単納豆レシピを載せているので、よかったら参考にしてみてください!
NO NATTO NO LIFE !!
簡単レシピ
とろ〜り半熟たまごのアボカド納豆キムチ豆腐
材料
アボカド 1/2個(小)50g
木綿豆腐 1/4丁88g
納豆 1パック50g
キムチ 40g
半熟卵 1個
作り方
1.アボカドと木綿豆腐は1cmの角切りにする。
2.器に1、納豆、キムチを盛りつけ、中央に半熟卵をのせ、ドレッシングをかける。
※お好みで、ごま油、しょうゆなどを加えるとおいしく召しあがれます。
※アボカドは種のまわりに縦一周切り込みを入れて両手でひねって2つに分け、種を除いて皮をむいてください。
ポイント
-半熟卵にする事で、納豆のビオチンを残す
-キムチと納豆の相乗効果、そしてアボカドのビタミンCとの相乗効果で栄養たっぷり!