「減塩」ってカラダに良くないの?
「減塩」しなくても健康になることは可能です!
「減塩」よりもミネラルが撮れる「天然塩」にこだわりましょう!
減塩はカラダに良くないという真実
スーパーや薬局にの調味料コーナーに行くと、必ずと言っていいほど目にする「減塩●●!」というような商品たち。
また、テレビをつければCMで「減塩●●、出ました!」と聞かされ、私たちはいつの間にか、減塩した方が健康に良いと信じるようになっています。
2020年現在、1日の食塩摂取量は約10g程度が目標と言われており、味気ない食事を「美味しくない、美味しくない」と言いながら、食べていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、各料理に含まれる食塩の目安は以下のとおりです。
しかし、減塩について調べてみますと、この1日の食塩摂取量10gという数値に科学的な根拠はないという報告があります。
高血圧の原因を特定することは難しいという報告があり、その理由として「食塩を摂取しても血圧が上る人と、上がらない人の両方がいる」と言われています。
食塩を摂取して、血圧が上がる体質を「食塩感受性」と呼びます。
人によって「食塩感受性」は違うため、少量で血圧が上る人もいれば、多量でも血圧が上がらない人がいるとされています。
また、1995年に東京大学の藤田敏郎教授が公表した研究では、日本人の2人に1人しか減塩する必要はないと報告しています。
もちろん、過度な塩分の摂取は避けるべきですが、気にしすぎる必要はないということです。
逆に、減塩はカラダに悪影響かも
また、減塩を控えることで健康上のリスクが高まるという研究結果もあります。
減塩することで、血液中のナトリウムが減ると、腎臓から血圧を上げるホルモンが分泌されます。
それにより、以下のような健康上のリスクが発生するとされています。
減塩は”ミネラル不足”の原因になる
塩を控えることで1番の問題は、”ミネラル不足”になることです。
ミネラルとは、主に自然界に存在している、あるのかさえわからないほどの、微量な元素のことです。主に、以下の物質を指します。
特に、太字になっているモノは、「必須ミネラル」と呼ばれています。
これらのミネラル群は、カラダの様々な代謝に深く関わっています。
基礎代謝、新陳代謝といった言葉で体内の化学反応すべてにおいて、ミネラルは「補酵素」そして働いてくれます。
ミネラルが不足すると代謝が弱まり、さながら特急列車が各駅停車になるようなイメージです。
そのため、ミネラル補給源の1つである、食塩を摂取をむやみやたらに減らしてはいけません。
知っておきたい塩の種類
「塩」といっても、さまざまな種類があります。
塩は、原料・結晶か否か・製法などによる分類によって呼び方が変わります。
ココでは、市販されている塩の種類で最もポピュラーな2種類の塩について解説します。
塩の種類 | 説明 |
---|---|
精製塩 | 原材料は海水ですが、ミネラルを取り除き、機械を使って結晶化された塩です。スーパーやコンビニなどで良く見かけます。 ミネラルを含まず、塩化ナトリウムだけなので、栄養価は一番低く、安い値段で売られています。 |
自然塩(天然塩) | 風や太陽などの自然の力を利用して海水を蒸発させ、釜などで煮詰めて結晶化させた塩のことです。 精製塩と異なり、ミネラルが豊富であることが特徴です。 |
塩を摂るなら天然塩がオススメ
ミネラルを補給するために、食塩を摂取しましょうと話しましたが、スーパーで売られている「ただの食塩」は辞めましょう。
ミネラルを補給するための食塩は必ず「天然塩」にこだわってください。
通常、スーパーで売られている「普通の塩」は、「精製塩」と呼ばれ、「塩化ナトリウム 99%以上」と表示されているはずです。
この精製塩がカラダに取り入れられると、万病の元とも言われる「活性酵素」が発生するとされています。
また、精製塩は99%が塩化ナトリウムのため、体内のミネラルバランスが大きく崩れます。
このミネラルバランスが崩れると、体内ではナトリウムを捨てるために、細胞からカリウムを抽出したりなど、カラダの調子が悪くなります。
ミネラルを補って、カラダを整えましょう
精製塩に対し、天然塩は塩化ナトリウムの他に、カリウムや、その他様々なミネラルを多く含んでいます。
このミネラルが、体内のバランスを保つためには非常に重要です。
天然塩を摂ることで、カラダに負担をかけることなく、自然にミネラルを摂取できます。
ちなみに、天然塩の成分や組成は、血液、病院で使用される「点滴(リンゲル液)」や、赤ちゃんがお母さんのお腹にいる際につつむ「羊水」などと、ほとんど同じです。
このことからも、天然塩は昔から現代にいたるまで、私たち人間の生活に切っても切り離せない関係にあることがわかるかと思います。