近年、急速に人気が高まっているファスティング（断食）。ダイエット効果があることはよく知られていますが、体重が減る以外でも様々な健康効果が認められており、健康目的でもファスティングを行う人が増えています。
数あるファスティングの効果の中でも注目したいのが、睡眠の質の向上です。特に不眠や浅い睡眠でお悩みの方は、ぜひファスティングにチャレンジしてみてください。
この記事では、ファスティングが睡眠にもたらす影響とメカニズムを解説します。
ファスティングで睡眠の質が改善する理由
①消化器官を休めることができる
飽食の時代である現代生活では、毎日の食事で内蔵に大きな負担がかかっています。実は脂っこい食事や糖分が多い食事は、消化吸収率に多大なエネルギーを消費します。
そのため、日々の食事が原因で、便秘やむくみ、基礎代謝の減退がおきている方も少なくありません。ファスティングでは一時的に食事を一切断つため、疲れ切った消化器官を休めることができます。
消化器官を休めることで余計なエネルギー消費が少なくなり、限られた睡眠時間で身体が回復し、スッキリ目覚められるようになります。
②体内リズムを整えるホルモンが分泌される
消化器官が休まることで、消化器官本来の機能が回復します。特に嬉しい効果は腸内環境が整うことです。腸内環境が整うことでデトックス効果や免疫力の向上が見込まれます。
毒素や老廃物が身体から早く抜けることで、身体のだるさが抜け、日中活発に動けるようになります。日中、活発に動くと、身体は「メラトニン」を生成します。
メラトニンは脳の松果体（しょうかたい）と呼ばれる部分から分泌されるホルモンです。この日中のメラトニンが多ければ多いほど、睡眠を導入する「セロトニン」の分泌量が多くなります。
メラトニンとセロトニンを沢山生み出すことによってい、覚醒と睡眠の切り替えが高まり、日中は活動で気に、夜はぐっすり眠れるようになります。
③幸福感をもたらすホルモンが分泌される
空腹状態が続くと、脳からは幸福感をもたらすホルモン「エンドルフィン」が分泌されます。このエンドルフィンは、交感神経の動きを抑え、リラックスした状態を作り出します。
日々の悩みやストレスがもたらすホルモンバランスの乱れで、睡眠の質が低下するという悪循環がおき、必要以上に悩まれたり、焦燥感を感じている人も少なくありません。
断食によりエンドルフィンが分泌されることで、悩みを緩和し、ゆったりと落ち着く時間を作ることができます。
睡眠の質を改善するために効果的な日数は？
睡眠の質を改善する効果を得るには、どれくらいの期間ファスティングに望めばいいのでしょうか。各日数のごとのポイントを解説します。
最低３日間以上のファスティングが望ましい
私たち楽々ファスティングでは分子栄養学の知見のもと、最低3日以上の断食を推奨しています。世間では「プチ断食」など様々な期間でのファスティングプランがありますが、確実に効果を実感するなら、3日以上が望ましいです。
3日間のファスティングを行うことで、消化器官が十分に休まり、それに伴い先程の効果が見込まれます。1日や2日でも多少の効果はありますが、「消化器官を休ませる」という観点で言えば、3日以上が望ましいです。
最大限に効果を得るには5日間
楽々ファスティングでは、基本的に5日間のファスティングプランを提供しています。3日間で消化器官を休めた後、身体は意図的なエネルギー不足になります。
そうすると、肝臓はケトン体を生成し、自身の細胞内部のタンパク質を分解してエネルギー生み出そうとします。これをオートファジーと呼びます。
オートファジーがおきてい間、古い細胞はどんどん分解され、新しい細胞に生まれ変わります。これにより新陳代謝が活発になり、自律神経やホルモンバランスがより整い、さらに睡眠の質が向上します。
5日目を終える頃には、上質な睡眠と内臓が十分に休んだ状態になり、体験者の多くの方が「身体は軽い」「思考がはっきりする」という感想をいただいています。
ファスティングで睡眠の質を改善しよう
以上、ファスティングで睡眠の質が改善するメカニズムをご紹介しました。断食はかつては医療行為であり、古くから用いられている健康法です。皆様もぜひファスティングで持続的な健康を手に入れましょう。
とはいえ、3日以上の絶食は簡単ではありません。私たち楽々ファスティングでは、専門資格「ファスティングマイスター」を持つ講師が、専用のファスティングドリンクを用いながら、安心安全で続けられるファスティングをマンツーマンでサポートします。
まずはお気軽にお問い合わせください。