ファスティング・断食に関するコラム

【幸福ホルモンドバドバ】断食でホルモンバランスが整うメカニズムと効果をわかりやすく解説します。

ファスティング・断食に関するコラム

ストレスや激務で現代人のホルモンバランスは乱れているとよく言われています。ホルモンバランスの乱れは、疲労感や倦怠感、睡眠の質の低下、肌荒れ、不妊など、身体に悪影響をもたらします。

そこで、近年注目されているのが、ファスティング(断食)です。断食はダイエット目的じゃないの?と思われる方も多いと思いますが、実はダイエット以上にホルモンバランスを整え、健康的な生活をもたらす健康効果が期待できます。

今回はファスティングでどのようなホルモンが分泌されるのか、そのホルモンによってどのような健康効果があるのかを解説していいきます!

そもそもホルモンとは

本題に入る前に、ホルモンについて簡単に理解を深めておきましょう、ホルモンとは、主に消化器官や分泌器官、脳で生成される、生命機能を維持する働きをもつ情報伝達物質(主な成分はタンパク質)です。

ホルモンはまだわかっていない部分が多く、今日でも研究が進められている物質ですが、主に血液やリンパ液などで体内に運ばれて、体内の様々な機能に影響をもたらす物質です

ファスティングによってホルモンバランスが整うメカニズム

断食によってホルモンバランスが整う要因は様々ありますが、主に以下の3点が上げられます。

・消化器官が休まることによる消化機能の向上

・意図的な飢餓状態になることで起こるオートファジー(細胞の新陳代謝の活性化)

・消化に関するエネルギーを温存することで得られる上質な睡眠と生活サイクルの改善

などが上げられます。

これら全ては人間本来が持つ生物としての機能を高める働きがあります。これらの効果が相互的に働きあい、ホルモンバランスの乱れが整い、様々な効果をもたらします。

ファスティングによって整うホルモン

それではここからはファスティングによって分泌が促進または良い意味で減退するホルモンをご紹介していまいります。ただし、ご紹介するものは代表的なものになります。

ホルモンの種類は100種類以上あり、それぞれがバランスを保って身体の機能を維持しています。ファスティングではこれらのホルモンバランス自体を整え、保つ効果があります。

①幸せホルモン「エンドルフィン」

エンドルフィンは脳から分泌されるホルモンで通称「幸せホルモン」と呼ばれています。このホルモンは空腹状態や運動をしたあとに生成されるこいとが多いホルモンです。

ファスティングで長期間の空腹状態を設けることによりエンドルフィンが分泌されます。エンドルフィンが抽出されることで、神経の緩和やリラックス効果が見込まれます。

②食事の吸収と消化に作用する「インスリン」

インスリンは膵臓から分泌されるホルモンです。本来、インスリンは食べ物のエネルギーを身体に脂肪や血糖として溜め込む働きを持つホルモンです。

しかし、炭水化物を多く摂取しがちな現代では、このインスリンが日常的に過剰に分泌され、ある種の過剰分泌が当たり前の状態になっています。それにより、人間は「太る」というわけです。

ファスティングでは、食事を立つことで、膵臓を休め、過剰に分泌されるようになってしまったインスリンの分泌量をもとに戻します。これによりファスティング後も太りにくい身体ができるようになります。

③基礎代謝アップ「ノルアドレナリン」

ファスティングで空腹状態を作ることにより、身体は、活発的な行動でエネルギーを得るためのホルモンを分泌します。それがインスリンと拮抗する働きをもつ「ノルアドレナリン」や「コルチゾール」です。

ノルアドレナリンは活発的に身体を動かすために基礎代謝量をアップします。さらにコルチゾールは、食べ物の代わりに筋肉や脂肪を分解してエネルギーを生み出すホルモンです。

これらのホルモンにより、代謝が活発になり、消費エネルギーが増えることで、体脂肪を減らす働きがあります。

④食欲増進効果「グレリン」の減少

グレリンは人間本来が生きるために、食欲を増進させるためのホルモンです。現代の1日3回の食事リズムでは、決まった時間にこのグレリンが分泌され、決まった時間にお腹がすくようになっています。

これは、たとえエネルギーが充実している状態でも食欲を過剰に引き起こします。ファスティングを行うことでこのグレリンの分泌が抑制され、動物としての人間本来の身体が必要としたときに、お腹が空く、という状態になります。

⑤適度な睡眠と幸福感をもたらす「メラトニン」と「セロトニン」

メラトニンは朝や日中に多く分泌されるホルモンです。このメラトニンは、自律神経の交換を活発化させ、日中の活動を促します。ファスティングにより、睡眠の質が向上し、生活サイクルが整うことで、朝にきちんとメラトニンが生成されます。

そして、このメラトニンの分泌量に比例して、夜になると「セロトニン」が分泌されます。セロトニンは逆に自律神経の交換を緩和させ、幸福感やリラックス、睡眠の導入を促します。

この「メラトニン」と「セロトニン」が正しいバランスで十分に分泌されることによって、人間本来の健康的な生活リズムを得ることができます。

⑥女性に嬉しい「エストロゲン」

エストロゲンは、女性に嬉しい効果があるホルモンで「美人ホルモン」とも呼ばれています。このエストロゲンが自律神経を整え、髪や肌を綺麗にする作用があると言われています。さらに生理周期を整える効果もあります。

⑦男性に嬉しい「テストステロン」

テストステロンは男性における主要な性ホルモンです。ファスティングと運動によりテストステロンの増加が報告されています。これは人間本来が生きようとする力にほかなりません。

活発的な精神状態や性欲の回復が見込まれています。またテストステロンはやる気や多幸感をもたらすドーパミンの生成を促す効果があります。

ファスティングでホルモンバランスを整えよう!

以上、ファスティングでホルモンバランスが整うメカニズムと代表的なホルモンの効果を解説してきました。ファスティング(断食)は単なる健康効果だけではなく、様々な健康効果があります。

ぜひ、ダイエットだけではなく、健康的な生活を取り戻す目的として、ファスティングを実践して見てください。

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