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ケトン体/ケトン体質とファスティングをわかりやすく解説

ファスティング・断食に関するコラム
初心者さん

最近、「ケトン体」とか「ケトーシス」ってよく聞くけど、一体どういう事なの?

マイスター

「ケトン体」は、体内の脂肪が分解される時に作り出されるエネルギー源のことです!

「ケトーシス(=ケトン体質)」とは、カラダが体脂肪を燃やす状態になっていることを言います!

 

この記事の要約
  1. 「ケトン体」が多いカラダ=ケトーシス(ケトン体質)。
  2. 飢餓状態になり、脂肪を燃焼させることで「ケトン体」は増える。
  3. ケトン体」が多い=痩せやすいカラダになる。
  4. 「ケトン体」が多すぎても、カラダには良くない。

 

ケトン体/ケトーシス(ケトン体質)とは

まずは、医学用語として「ケトン体/ケトーシス(ケトン体質)」を見てみましょう。

 

 

脂肪の分解により肝臓で作られ、血液中に放出されるアセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸のことをまとめてケトン体という。

ケトン体の特徴は
(1)水溶性であり,血液中で脂肪酸のように特別な運搬タンパク質を必要としない。
(2)TCA回路や呼吸鎖の処理が追いつかないときに,肝臓で合成され,他の臓器に配られる。
(3) 骨格筋,心臓,腎臓などでエネルギー源となるが、肝臓では利用出来ない。

体内にケトン体が増加する状態をケトーシス(ケトン症; ketosis)といい、特にアセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸は比較的強い酸であるためケトアシドーシスケトン体の蓄積により体液のpHが酸性に傾くこと; ketoacidosis)とも呼ばれている。

 

糖尿病、高脂肪食、絶食(または飢餓)、運動、外傷や大手術など、エネルギー補給のためにブドウ糖や、グリコーゲンのような糖質よりも脂質を利用している際にケトアシドーシスは見られる。

 

一般に腎臓の障害がなければ、ケトン体は血中よりも尿中の濃度の方が高い。糖尿病患者の場合、尿ケトン体が陽性ならば管理状態は不良とされる。肥満者が絶食のような無理な食事制限をした場合や、健常人が激しい運動をした場合にも尿中ケトン体は陽性になる。(2005.12.15 掲載)(2009.1.16 改訂)

引用元:公益社団法人「薬学用語解説」

 

専門的な単語が多く書かれていますが、ようするに

 

ケトン体・・・「アセト酢酸」「βーヒドロキシ核酸」「アセトン」これら3つの総称。

ケトーシス(=ケトン体質)・・・体内のケトン体が増え、脂肪を燃焼しやすいカラダの状態

 

ということです。

 

次に、ケトン体が増えた状態=ケトン体質(ケトーシス)の効果について解説していきます。

 

ケトン体質(ケトーシス)の効果とは

ケトン体質になると、以下の実感を得られるようになります。

  • 脂肪が減る
  • 空腹感の消失
  • 低血糖になる
  • 集中力が高まる
  • 認知能力が高まる
  • 体内の修復が進む

 

特に、一番すごい効果なのが「体内の修復が進む」ことです。

 

老化予防だけでなく、がん細胞の予防にも効果があるとされています。

 

ケトン体のつくり方・ケトン体質になるためには

ケトン体を作るためには、「何も食べない または 低糖質な食事を続けること」がオススメです。

 

ケトン体質になるための流れは以下のとおりです。

 

ケトン体質になるまでの簡単な流れ(個人差あり)
  • STEP1
    開始~12時間後
    何も食べない または 低糖質の食事をし続ける

    1日1.5リットルの水だけを飲む、または「ワゴワヤサシイワ」を基本とした和食を食べる用にしましょう。

  • STEP2
    12~18時間後
    空腹を常に感じる状態(飢餓状態)になる

    体内のエネルギー源が糖質(グルコース)から脂質に変わっていきます。

  • STEP3
    18~24時間後
    脂肪が燃焼し、「ケトン体」が増える

    ケトン体が増えてくると、以下の効果を実感してきます。

    • 脂肪が減る
    • 空腹感の消失
    • 集中力が高まる
    • 認知能力が高まる
    • 体内の修復が進む
  • STEP4
    24〜72時間後
    ケトン体質になる

    ケトン体質になると、カラダに蓄積されたタンパク質を分解していく、「オートファジー」という自己免疫機能が働くようになります。

  • STEP5
    72時間~
    低血糖の食事を取りながら、ケトン体質を維持する

    ケトン体質を維持するため、マゴワヤサシイワを基本とした和食に戻していきます。

 

 

ケトン体の簡単なチェック方法

カラダが「ケトーシス(ケトン体質)」かどうかをチェックする簡単な方法は、2種類あります。

 

 

ケトン体チェッカー

高感度の半導体センサーで、迅速かつ正確に吐いた息の中に存在するケトン濃度を測定してくれます。

 

 

後述の「ケトン体試験紙」と比べると、値が張りますが、正確度はこちらほうが高いのでおすすめです。

 

 

ケトン体試験紙

正確度は下がりますが、ケトン体試験紙は、ケトン体チェッカーより割安で購入できます。

 

試験紙を自分の尿につけると、試験紙の色が変わります。

 

紫色に近いほど、ケトン体質に近いということになります。

 

 

「ケトアシドーシス」:ケトン体増えすぎは危険

ケトン体が増えたカラダの状態を「ケトーシス(ケトン体質)」と言いますが、その一方で、ケトン体が増えすぎて、カラダに悪影響を及ぼす状態を「ケトアシドーシス」と言います。

 

 

「ケトアシドーシス」の状態では、脱水状態や意識障害等になり、ひどい場合は死に至ることもあります。

 

そのため、少しでも体調不良を感じたら、ファスティングマイスターに相談するか、ひどい状態はお医者様に相談しましょう。

 

 

まとめ

ケトン体とケトーシスについてまとめさせていただきました。

 

健康的に体質を改善するファスティングを始めるためには、ケトン体の性質について理解する必要があります。

 

効率よくケトン体質を獲得するためには、「酵素ドリンク」の併用オススメです。

 

少しでも体調に異変を感じたら、無理をせずに回復食を食べるようにしてくださいね。

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